高速バス・夜行バスに長時間乗っていると気になるのが、脚のむくみ。
長時間バスに乗って、靴が履きにくくなった経験がある人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、高速バスに乗車するときに実践できる脚のむくみ対策を紹介します。
更新日:2022.03.28
そもそも「むくみ」ってなに?原因は?
むくみとは、皮下に余分な水分がたまった状態のこと。
人の皮下には、細胞・毛細血管・リンパ管があります。
血管は酸素や養分を細胞に届け、細胞は老廃物を血管やリンパ管に渡しているのですが、この受け渡しが上手くいかなくなると、細胞間液に余分な水がたまってしまうのです。
このような状態が、むくみの正体。
脚のむくみは、長時間同じ姿勢をしているとおきやすくなります。
身体を動かさないため、水が一定の場所にたまってしまうのです。
さらに重力も働くので、時間とともに脚に水がたまりやすい傾向に。
「バスに長時間乗っていると、脚がむくみやすい」というのは、仕方ないこととも言えますね。
高速バスを利用するときにオススメのむくみ対策
むくみのメカニズムを知ったら、次は対策法を実践してみましょう!
マッサージやストレッチをして脚に水分をためない
高速バス・夜行バスで脚のむくみをなるべく抑えたい場合は
- 脚をマッサージして、血流やリンパの流れを良くする
- 休憩時間にバスを降りてストレッチをする
など、脚に水分がたまらないようにすることがポイント。
脚が低い位置にあるとむくみやすいので、足元に小さなスーツケースやバッグを置いて、フットレスト代わりにするのも、良いアイデアです。
時々、脚を上げるのもむくみ対策になりますが、周りの迷惑にならないように気を付けましょうね。
着圧ソックスをはいて、むくみに備えるのも効果的
脚のむくみは、男性よりも女性のほうがなりやすいと言われています。
それは、脚の筋肉量が男性より少なく、血液・体液を押し上げる力が弱いため。
そんな女性におすすめのむくみ対策は、着圧ソックス(弾性ソックス)を履いておくこと。
最近は様々な着圧ソックスがありますが、夜行バスに乗るなら睡眠時に履くタイプがおすすめです。
着圧ソックスは血液を押し上げる力を程よくサポートしてくれるので、エコノミー症候群の対策にもなりますよ。
むくみが気になる人は、着圧ソックスを履いてバスに乗りましょう。
水分は程よく摂取しましょう
「水分を控えれば、むくみ解消になる」ということはありません。
水分の摂りすぎはよくないですが、脱水症状になると血液の流れが悪くなるので、むくみには悪影響なのです。
利尿作用のあるコーヒー・緑茶・アルコール類は避けて、ノンカフェインの飲み物やミネラルウオーター、スポーツドリンクを少しずつ飲むようにしましょう。
塩分の摂りすぎには要注意!
水分よりも気を付けたいのは、塩分!
塩分(ナトリウム)を1とすると、7倍の水を含んでしまいます。
塩分を摂りすぎると、その分、体に水分がたまりやすくなるので注意が必要です。
夜行バスに乗る前に食事をとる場合は、塩分の多くないメニューにしましょう。
むくみ対策をしたスッキリ脚で旅を楽しもう
むくみ対策をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
夜行バスに乗車した翌朝、「さあ、楽しもう!」と意気込む気持ちが脚のむくみによってしぼんでしまうのはもったいないことです。
高速バス・夜行バスに乗車するときには、
- マッサージやストレッチをする
- 着圧ソックスをはく
- 水分を程よくとる
- 塩分を摂りすぎない
ということを意識するとむくみにくいため、実践して楽しい旅にしてくださいね。