高速バス・夜行バスなどの長距離バスを利用する人の中には「腰痛や、エコノミークラス症候群にならないか心配・・・!」という人も多いのではないでしょうか。
基本的には休憩時間以外は座ったままの状態になるので、腰痛持ちの人は、自分でも対策をしておくのがおすすめ。
また、長距離移動時になりやすい「エコノミークラス症候群」にも気を付けましょう。
今回は、長時間座った姿勢をキープしないといけない高速バス・夜行バスでもできる腰痛やエコノミークラス症候群への対策についてご紹介いたします。
更新日:2022.03.28
車内や車外で試してみて!腰痛対策のコツ
数時間同じ体勢でいると、誰でも体が痛くなってくるものです。
高速バス・夜行バスで腰痛や体の痛みを軽減するためには、休憩ごとに外に出て体を動かすことがポイント。
少し歩いたり、背伸びや屈伸などをしたりして、体をほぐしましょう。
腰が痛くなりやすい人は、座席と体の隙間を衣類やタオル、ストール等で埋めてしまうのがおすすめです。
座っている姿勢の安定感が増し、そのまま座るよりも快適です。
背面と椅子部分の隙間も埋めてしまいましょう。
旅行グッズを扱っているショップでは、腰部分用の空気枕も販売されています。これらを利用すると快適度がさらにアップ!
空気をめいっぱい入れず、70~80%にしておくと、腰にフィットしやすくなります。
それでも心配な場合は、腰痛用のサポーターをして乗るのも手。
痛みを感じた時の対策として、においのしない湿布を用意しておいても良いですね。
エコノミークラス症候群を防ぐには?
長時間バスで移動するときに気を付けたいのが「エコノミークラス症候群」。
エコノミークラス症候群は長時間座ったままの姿勢でいることによって下肢が圧迫され、うっ血状態になることで血栓ができてしまい引き起こされます。
その血栓が肺に詰まって息苦しくなったり、太い血管に詰まって肺に血液が流れなくなったりすることも…。
重症な場合は命に関わることもある、恐ろしい症状です。
症状が出る前に、防ぐ努力をしておきましょう。
血流を良くしよう!車内でも簡単にできるストレッチ
エコノミークラス症候群を防ぐには、血流を良くすることが大切。
車内でも時々簡単にできるストレッチを行いましょう。
少しですが、車内でも簡単にできるストレッチをご紹介します。
ぜひ実践してみてください。
つま先立ち
ふくらはぎの筋肉を意識して力を入れ、かかとを上げたり下ろしたりしましょう。
足首の曲げ伸ばし
両足首をそろえて、一緒に曲げ伸ばすことを30秒ほど繰り返しましょう。
下腿の血行促進になります。
ステップを踏む
両足をそろえて、前後にステップを踏むように動かしましょう。
このときに、足の指先もしっかり伸ばすのがポイントです。
このストレッチも下腿の血行促進に効果的!30秒ほど繰り返しましょう。
適度な水分補給
エコノミークラス症候群を防ぐには、ストレッチ以外に、適度な水分を摂ることも大切。
1時間ごとに150mlの水もしくはノンカフェインのドリンクを飲むようにしましょう。
その他のエコノミークラス症候群の対策は?
その他にも、
- ゆったりした服装にする
- 脚を組まない
- タバコをひかえる
といったこともポイント。
窮屈さを感じる服も、脚を組むことも、タバコを吸うことも、血流が悪くなることに繋がるためです。
座席選びでは、席を立ったり、脚を伸ばしやすい通路側を選ぶと良いですね。
軽く体を動かして腰痛やエコノミークラス症候群の対策をしよう!
動きが制限される夜行バスでは、自分で積極的に体を動かすことが大切。
少しの意識で腰痛やエコノミークラス症候群を防ぐだけでなく、快適なバス旅になるかもしれません。