夜行バスに乗る際に「腰痛や、エコノミークラス症候群などが心配」という人も多いのではないでしょうか。
基本的には、休憩タイムを除いて座ったままの状態になるので、腰痛持ちの人は、自分でも対策をしておくのがおすすめ。
また、長距離移動時になりやすい「エコノミークラス症候群」にも気を付けましょう。
今回は、腰痛やエコノミークラス症候群の対策についてご紹介いたします。
腰痛対策のコツ
数時間同じ体勢でいると、誰でも体が痛くなってくるものです。
夜行バスで腰痛や体の痛みを軽減するには、休憩ごとに外に出て体を動かすことがポイント。
少し歩いたり、背伸び、屈伸などをしたりして、体をほぐしましょう。
腰が痛くなりやすい人は、座席と体の隙間を、衣類やタオル、ストール等で埋めてしまうのがおすすめです。
座っている時の安定感も増し、そのまま座るよりも快適です。
背面と椅子部分の隙間も埋めてしまいましょう。
旅行グッズを扱っているショップでは、腰部分用の空気枕も販売されています。
利用するとさらに快適度がアップ!
空気をめいっぱい入れず、70~80%にしておくと、腰にフィットしやすくなります。
それでも心配な場合は、腰痛用のサポーターをして乗るのも手。
痛みを感じた時の対策として、においのしない湿布を用意しておいても良いですね。
エコノミークラス症候群を防ぐには
長距離バスでの移動で気を付けたいのが「エコノミークラス症候群」。
エコノミークラス症候群は、長時間座ったままの姿勢が引き起こすもの。
下肢が圧迫されることで、うっ血状態になり血栓ができます。
その血栓が肺に詰まって息苦しくなったり、太い血管に詰まって肺に血液が流れなくなったりすることも…。
重症な場合は命に関わることもある、恐ろしい症状です。
症状が出る前に、防ぐ努力をしておきましょう。
血流を良くするストレッチ
エコノミークラス症候群を防ぐには、血流を良くすることが大切。
車内でも簡単にできるストレッチを時々行いましょう。
車内でも簡単にできるストレッチ
少しですが、車内でも簡単にできるストレッチをご紹介します。
ぜひ実践してみてください。
つま先立ち
ふくらはぎの筋肉を意識して力を入れ、かかとを上げたり下ろしたりしましょう。
足首の曲げ伸ばし
両足首をそろえて、一緒に曲げ伸ばすことを30秒ほど繰り返す。
下腿の血行促進になります。
ステップを踏む
両足をそろえて、前後にステップを踏むように動かします。
この時に、足の指さきもしっかり伸ばすのがポイント。
このストレッチも下腿の血行促進に効果的。
30秒ほど繰り返しましょう。 夜行バスの場合、消灯後は多くのお客様が寝ていますので、ストレッチを行うときも周囲に配慮しましょう。
適度な水分補給
エコノミークラス症候群を防ぐには、ストレッチ以外に、適度な水分を摂ることも大切。
1時間ごとに150mlの水もしくはノンカフェインのドリンクを飲むようにしましょう。
その他はどう対策すれば良い?
その他にも、
- ゆったりした服装にする
- 脚を組まない
- タバコをひかえる
といったこともポイント。
座席選びでは、席を立ったり、脚を伸ばしたりしやすい通路側を選ぶと良いですね。
動きが制限される夜行バスでは、自分で積極的に体を動かすことが大切。
腰痛やエコノミークラス症候群を防ぐためにも、ちょっと意識してバスに乗るようにしましょう。