高速バスや夜行バスなどの長距離バスを利用するとき、どんな飲み物を持って乗車しますか?
お茶・コーヒー・ジュースなど、普段からよく飲む慣れ親しんだドリンクを選ぶ人が多いかもしれませんが、そのなかには利尿作用が高く、トイレが近くなる飲み物もあるので要注意!
今回は、高速バスや夜行バスなどの長距離バスに乗るときは避けたいNGな飲み物をご紹介します。
更新日:2022.03.30
アルコール類は利尿作用が高く、脱水症状にもなりやすいのでNG
旅行や出張などの帰りに高速バス・夜行バスを利用する人は、「あとは帰宅するだけだから」といった開放感からアルコールを飲みたくなることもあるかもしれません。
でも、アルコールはトイレが近くなりやすい飲み物ということをご存知でしょうか。
アルコールには抗利尿ホルモンの分泌を抑える働きがあるため、トイレに行く回数が増えてしまうのです。
そのため、バスの乗車中はもちろん、バスに乗る前も控えるべきです。
特にビールは水分が多く、新陳代謝を活発にするカリウムも含んでいるので、要注意!
また、アルコールには細胞内の水分を減らす働きもあります。
多く飲むと、脱水症状をまねいてしまう危険性もあるので、気を付けましょう。
高速バスは様々な人が乗車する乗り物なので、周りへの配慮も大切。

トイレが近くなるという点から避けたいアルコール飲料ですが、お酒のにおいが苦手な人、近くで飲まれると不快に感じる人がいるという点もお忘れなく。
バスのる.jpでご予約いただける高速バス・夜行バスでは、お酒のにおいが苦手な方や、近くで飲まれることに不快感を感じる方に配慮して、車内での飲酒および泥酔でのご乗車を禁止しております。
コーヒー・緑茶に多く含まれる「カフェイン」には利尿作用があります!
カフェインとは、アルカロイドという化合物の仲間のことで、
- 解熱鎮痛作用
- 覚醒作用
- 血管拡張作用
- 交感神経刺激(基礎代謝促進)
- 胃酸分泌促進作用
- 利尿作用
があります。
カフェインは頭痛・眠気・倦怠感に効果があるため、医薬品にも使用され、エナジードリンクなどにも多く含まれています。
高速バス・夜行バスの飲み物としてカフェインを避けたいのは、カフェインの利尿作用でトイレが近くなってしまうから。
夜行バスでぐっすり眠りたい場合は、カフェインの覚醒作用も睡眠の妨げになってしまいます。
以下、カフェインが含まれている飲み物をまとめました。
参考にしてくださいね。
カフェインが含まれている飲み物
- コーヒー
- 玉露
- 煎茶
- 紅茶
- ウーロン茶
- ほうじ茶
- 番茶
- 玄米茶
- コーラ
- ココア
この中で、カフェインの含有率が高いのは玉露。次いでコーヒーの順。
緑茶などのお茶は意外にもカフェインを含んでいるので、ドリンクを選ぶ際には気を付けたいですね。
お茶なら麦茶がおすすめ!甘いドリンクや、柑橘類のフレッシュジュースは避けて
カフェインが入っていないドリンクは、どんなものがあるでしょうか?
緑茶などのお茶には意外とカフェインが入っていることが分かりましたが、麦茶はカフェインゼロの飲み物です!
ほかには、黒豆茶、杜仲茶、ルイボスティーもカフェインゼロ。
お茶が良いという人は、この中からチョイスすると良いですね。
「カフェインが入っていなければ大丈夫!」と思いたいところですが、他にも頻尿の原因になりやすいものがあります。
それは、天然の砂糖や人工甘味料!
できるだけ甘さ控えめのドリンクを選びましょう。
また「身体に良さそう!」と、フレッシュジュースを選ぶ人もいるかもしれませんが、フルーツの種類によってはNGです。
フルーツでも酸味が強いものは、膀胱を刺激するため、トイレが近くなってしまいます。
柑橘系(オレンジ・レモンなど)、トマトなどは避けて、リンゴやバナナのジュースにしましょう。
水分はこまめに摂取することが大切!何も飲まないのも、逆効果です
「トイレが近くなったら困るから…。」と水分を全く摂らないのも良くありません。
水分を摂らないでいると尿が濃くなり、逆にトイレが近くなることがあると言われています。
水分を摂らないと、血液の循環が悪くなってエコノミー症候群になったり、脱水症状で体調が悪くなってしまうこともあります。
特に、高速バスの車内は乾燥しているので、喉の渇きを感じていなくても、少しずつ水分を摂っておきましょう。
高速バスは、大抵2~3時間ごとにトイレ休憩の時間が設けられているので、心配な人は必ずトイレに行っておくこと。
それでも不安な場合は、トイレ付きのバスを選んでおくと安心です。