夜行バスは、車内で一晩を過ごすため1泊分お得!
さらに朝から行動できるので、旅先でも時間を有効に使えるのが魅力です。
ただし、翌日を元気に迎えるためには、車内での過ごし方もポイントに。
今回のバスのるコラムでは、夜行バスの車内で眠るコツをご紹介いたします。
更新日:2021.06.02
最終更新日:2022.03.28
楽な姿勢をとりやすい座席を選ぶ!
まずは座席選びから!
眠ることを考えて、窓側・通路側それぞれのメリット・デメリットを考慮して、ご自身にとってなるべくラクな姿勢がとりやすい座席を選びましょう。
窓側のほうが睡眠を取りやすいのはどんな人?
まずは、窓側席のメリット・デメリットを挙げていきます。
窓側の座席は、主に女性に人気となっています。
窓側席のメリット(眠りやすいポイント)
窓側の座席は、窓を壁にして身体や頭を寄りかけられるため、楽な姿勢をとりやすいことがメリットです。
また、運行の合間の休憩時間になっても、隣の席を気にすることなく、そのまま寝ていられることも大きなメリットですね。
窓側席のデメリット(眠りにくいポイント)
窓側の座席は足を伸ばにくいため、身体の大きな方だと足元を窮屈に感じてしまうかもしれません。
通路側のほうが睡眠を取りやすいのはどんな人?
次は、通路側の座席のメリットとデメリットです。
通路側の座席は、主に男性に人気となっています。
通路側席のメリット(眠りやすいポイント)
通路側に足を伸ばせるため、足元の開放感がある点がメリットです。
膝をずっと曲げた状態の姿勢はツラいという方におすすめです。
また、運行の合間の休憩時間は毎回トイレに行ったり、外に出て身体を伸ばしたいという方にとっては、隣の席を気にすることなく席を立ちやすい点もメリットとなりますね。
通路側席のデメリット(眠りにくいポイント)
壁となるものがないので、身体や頭を寄りかけられない点がデメリットとなります。
また、休憩の際に窓側席の人が席を立つ際は起きなければいけない点もデメリットとなります。
旅グッズを活用する
飛行機やバス用の旅グッズを持っているとグッと快適になり、眠りやすくなります。
おすすめしたい旅グッズは、
- 耳栓
- ネックピロー(首まくら)
- アイマスク
です。
耳栓で雑音をシャットアウト!
耳栓は「雑音が気になって眠れない」という人には必携のアイテム!
バスのエンジン音や空調の稼働音、他の乗客の寝息なども、気になる人には気になるものです。
耳栓でなく音楽プレーヤーを利用しても良いですが、くれぐれも音漏れしないように気を付けましょう。
旅の上級者なら一つは持っている!?ネックピロー
ネックピローがあるときと無いときを比べると、快適さは雲泥の差!
夜行バスで眠りたいなら、ぜひ用意しておきたいアイテムです。
座ったまま眠ると首に負担がかかり、翌日、首や肩が痛くなることも。
特に通路側の席はもたれるものが無いので、隣の人に迷惑をかけないためにも、ネックピローを活用しましょう。
空気で膨らませるタイプなら、荷物にもなりませんよ。
アイマスクで遮光
アイマスクは対向車のライトや、カーテンから漏れる光を遮るのに便利。
蒸気で目を温める使い捨てタイプのアイマスクもあるので、そういうものを使うとリラックスもできて◎です。
マスクでのどを守る
バス車内は意外と乾燥しているため、寝ている間に口を開けてしまっていると喉が乾燥して咳こんだり痛んだりすることがあります。
のどを守るためにも、マスクをして眠ることをおすすめします。
できれば加湿された濡れマスクを使いましょう。
冬場は風邪が流行しやすいシーズンなので、風邪予防のためにもぜひマスクを。
体温を調節しやすい服装にする
バス車内の温度は自分では調整できません。そのため、寒く感じることもあれば、暑いことも…。
服装は重ね着などで、体温調節しやすい恰好がおすすめです。
冷え性の人は、羽織るものや、厚手の靴下を持参すると安心です。
また、眠るためにはゆったりした服が快適です。
どんな姿勢でも苦しくならない、リラックスできる服を選びましょう。
コーヒーや緑茶、アルコール類はNG!
覚醒作用のあるカフェインが入ったコーヒーや緑茶は、夜行バスには不向き。
利尿作用もあるので、トイレも近くなってしまいます。
ビールなどのアルコール類にも利尿作用があるので、乗車前であっても避けるべき。
ただし、飲み物をまったく飲まないのも、身体に良くありません。
お茶なら麦茶などのノンカフェインの飲み物、スポーツドリンクやミネラルウオーターを、少しずつ飲んで脱水症状にならないようにしましょう。
乗車前日にちょっと寝不足の状態にしておく
少し強引な方法ではありますが、前日にちょっと寝不足の状態にしておくと、すんなり眠れるはずです。
寝不足の状態にしなくても、運動をしたり、いつもより体を動かしたりしておくと、通常より眠りやすくなるのではないでしょうか。
それでも難しいという場合は、あえて「バスの中でしっかり寝る」という考えを捨ててしまうのも手。
寝なければ!と思う強迫観念から、より眠れなくなったり、疲れてしまうこともあります。
到着後に時間があるなら、早朝から空いている温泉施設、ネットカフェなどでゆったり休憩しても良いでしょう。
気負わずのんびりした気分で夜行バスの旅を楽しもう
夜行バスの車内で眠るコツをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
いろいろな方法をご紹介しましたので実践できそうなものから取り入れていただければと思いますが、一番大切なのは「夜行バスでは眠れない。でも寝ないと・・・!」と気負ってしまわないことです。
「寝れたらいいな。でも寝れなくてもいっか!」というのんびりした気持ちでいると心がリラックスして、より眠りやすくなります。
自分に合うのはどの方法か、いろいろ試しながら夜行バスの旅を楽しんでくださいね。