戦後初の国産中型輸送機
C-1は戦後初めて開発された国産の中型輸送機です。輸送機の中でも比較的小型で、離着陸性能などが重視されているタイプです。
C-1は600mの滑走路で離着陸が可能で、高空での高速性能にも優れています。また、中型機であるにもかかわらず、空中で機体を90°近く傾けての急旋回が可能な高機動能力を持っています。
ペイロードは通常人員なら60名、完全武装の空挺隊員ならば45名(1個小隊)、床に金属ロッドを立てて短歌を取り付けると36名の患者を輸送できます。車両ならば、ジープクラスの小型車3台を搭載可能です。後部の貨物ドアの一部分は傾斜ランプを兼ね、飛行中にも開くことが可能です。ここから空挺降下や、パレットに搭載した貨物(榴弾砲やジープを含む)の空中投下を短時間・効率的に行うことができます。
しかし老朽化が進んでいるため、後継機であるC-2に切り替えていっています。
- 全長
- 29.0m
- 全幅
- 30.6m
- 全高
- 9.99m
- 最高速度
- マッハ約0.76
- 航続距離
- 約1,700km(2.6t搭載時)
参照:JASDF
C-1を見るならこの航空祭
- 岐阜県岐阜基地
- 老朽化に伴い順次廃止となっているため、国内では岐阜基地と入間基地のみに配備。